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かさい鍼灸治療院

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11分の1

少しお久しぶりの患者さんでした。

不妊治療を経て妊娠、安定期に入り順調・・・のはずでした。
ですが、血液検査で赤ちゃんに染色体異常の可能性があると。

その確率11分の1。

担当医からは羊水検査を必ず受けるように、と。

そうは言っても羊水検査ができるのは妊娠16週くらいになってから。
お腹の赤ちゃんはどんどん育つのに、それまでなにもできないもどかしさ。
検査そのもののリスクへの不安。
なにより11分の1で異常があると言われた赤ちゃんは大丈夫なのか。
染色体異常と言うとダウン症が思い浮かびますが、他にも命に関わる異常がいくつもあることを知る。
話題になった東尾理子さんですらリスクは82分の1・・・11分の1はそれどころの騒ぎじゃない。

意を決して羊水検査を受けてから、結果が出るまでの3週間がどれほど長く苦しかったか。
その間に赤ちゃんの胎動が感じられるように・・・どうする?どうなるの?

日中は何とか仕事に行くけど、帰ってから何もできない、する気が起きない。
話をすると泣いちゃうから、だんなさんと話すこともできない。



結果を言えば、赤ちゃんは染色体異常がありませんでした。
もう、ほんとに、なによりで。
お話を聞いている私も体からチカラが抜けました。


確率って本当に不思議なものです。
おなじ11分の1でも何によるかでぜんぜん違います。

たとえば職場の11人でくじ引きをして、ハズレを引いた1人が休日出勤!だったとしたら。
11人中1人の確率なら、まあ自分は大丈夫だろうと思うでしょう。

でもそれが、お腹の中の赤ちゃんが11分の1で染色体異常だとしたら。
なんて高い確率に感じることか。

患者さんも「もう、絶対、この子はそうに違いないとしか思えなくなった」と。




ともかく、患者さんが落ち着いて、笑って、これまでの経緯を語ってくれたので良かったです。
一番の心配はなくなったので、残るマタニティライフを楽しんでほしいと思います
そして、赤ちゃんには産まれた後「あんたあのとき大変だったんだから!」とぜひ言ってやってほしいと思います。


その方がぽろっとこぼした言葉が印象に残りました。
「妊娠したら終わりじゃないんですね・・・」
「安定期に入ったら大丈夫ってわけじゃないんですね・・・」

確かに。
もし、ゴールがあるとすれば、無事な出産?
でもその先には子育てが待っているから、出産は折り返し地点なんでしょうか。

今はただ、無事な誕生を願って。



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at 23:30, かさいまほ, 不妊治療

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