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かさい鍼灸治療院

完全予約制です。お電話ください!

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朗報朗報そしてお見送り

先日は河西の体調不良により5日間も治療院を閉めてしまいました。
ご予約を移ってくださった患者様、お断りをせざるを得なかったご予約希望の皆様、大変申し訳ありませんでした。
昨年末から少し無理をしたなという自覚はあったのですが、乗り切れなかったのは情けない限りで、今後はもう少し自身の健康管理に丁寧に取り組みたいと思います。

そしてあっという間に2月が終わろうとしています。
今月はご出産報告あり妊娠報告ありで、もう十分中身の濃い月だったのですが、今日はとくに嬉しい一日になりました。

お昼にお電話で不妊治療で通われた患者さんからの妊娠の一報!
私がフワフワと浮かれていると、来院された患者さんも体外受精の判定日で陽性判定をいただけたと!
同じ日にダブルでおめでたいご報告が入るなんてなかなかあるもんじゃありません。
もちろんまだ楽観はできませんがそれでも大きな階段を一歩上ったことは間違いなし。
このまま順調に妊娠継続し、ご出産まで到達してくれますように。

さらに。
今日は、長く不妊治療で通われた患者さんの出産前最後の治療日でした。
お仕事に病院にと負担は当然大きく、ポジティヴに過ごされていらっしゃいましたが、大変だったのは言うまでもなく。
正直今も不安材料は残っていますが、どうにか、なんとか38週3日かな?まで来ることができました。
入院まであと数日、ほぼ最後までお体を任せていただけたことに感謝感謝。
気配り上手で繊細な神経の持ち主ながら、いざとなると決断力があり肝が据わった女傑!ですから、きっと良いお母さんになるのでしょう。
「産んでらっしゃい!」とお見送りしつつ、これまでを思うと感慨深いものがありました。
どうかどうか滞りなく生まれてきてくれますように。

良い事は続くものです。
昨年は春〜初夏にかけて陽性判定が相次ぎ、この春が出産ラッシュになりました。
もしいい波が来てくれるのなら大歓迎、この流れにみんな乗っかって行けますように。

祈ってばっかりですが、大真面目ですよ。


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at 22:39, かさいまほ, 不妊治療

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不妊鍼灸治療の初診お申し込みについて

かさい鍼灸治療院では、今年の6月より不妊鍼灸治療の新規受付を停止しております。

2015年に入ってから不妊鍼灸治療のお申し込みがとても多く、治療の枠の確保が困難になってしまったためです。
ご希望の方にはメールでのお申し込みをお願いし、キャンセル待ちをしていただいている状況です。

妊娠を目指す方々は一刻も早い懐妊を望んでおられますし、治療には気持ちが乗った時に動き出すのが一番ですから、お待たせしていることは大変心苦しく申し訳なく思っております。


夏以降は特に忙しくバタバタとしてしまいましたが、おかげさまで良い結果の患者さんが続きました。
(来年の早生まれちゃんが続出する予定です!)

どうにか11月の終わりくらいから不妊治療の初診患者様をお受けできるかな、というところまで来ましたので受付の一部再開を決め、 キャンセル待ちをしてくださっていた方には今月からメールで再開のご連絡を差し上げております。

一時期、最大6名さまのキャンセル待ちがありました。
今回の一部再開で2名様の初診をお受けすることになりました。
もうあと1名様は年内にご連絡できるかな、と踏んでいます。
再開とはいえ、私ひとりの小さな治療院ですのでこのくらいのペースが限界で、全員一気にとは行かないのがもどかしいところです。

そういった事情で大変申し訳ないのですがが、 今後も不妊治療に関してはこのままの「エントリー制(キャンセル待ち)」とさせてください。
平日の日中希望、仕事の後の夜の通院希望など、患者様の要件を加味しつつ、基本的にはお申し込みをいただいた順番でご連絡をいたします。

妊娠・出産を望む方々のために、できることを一生懸命取り組んでまいりますので、どうぞご理解くださいますようお願いいたします。


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at 00:34, かさいまほ, 不妊治療

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初のナマ辰巳先生

5月31日、6月1日 お休みをありがとうございました。
不妊治療カウンセラー体外受精コーディネーター養成講座に参加してまいりました。

今回の内容はこんな感じでした。

 屮哀薀侫ックを利用したインフォームドコンセントの実際:不妊カップルの適切な意思決定のために その2」
◆岷浜椶篆事に関心を持ってもらうには」
「セックスレス・性機能不全への取り組み方」
ぁ峭睥霽塲ゥップルに対する一般不妊治療」
ァART時代だからこそ一般不妊治療の再評価」

Α峇訴・中医学の基礎」
А崑粒闇殕椶傍瓩瓩蕕譴訃魴錣浪燭」
─屮ウンセリングを1から学ぶ  不妊の悩みと心のケア」
「NIPT 将来の出生前検査はどうなっていくのか」

△呂△離織縫拭のタニタ体重研究所所長 池田義雄先生のご講演で、不妊の問題以前に「食」のとらえ方として大変「面白い」内容で有意義でした。タニタの社員食堂が急に注目を集めたきっかけって「世界の社食から」だったというのがなんとも(笑)。あれ、サラリーマンNEO(コント番組)の1コーナーでしたもんね。

自分の守備範囲であるはずのΑ9嶌造忙臆辰気譴討い襪里呂曚箸鵑匹医師・看護師・培養士といった医療関係者ですので、そういった畑の違う方々へ向けて、代替医療の側から東洋医学の世界観を分かり易くお話しいただく内容で、私としてはあらためて復習になりました。

そして!今回のハイライトは個人的にァ
梅ヶ丘産婦人科院長の辰巳賢一先生だったんですよね、事前に抄録を見た時には全然気づいておらず、当日に知りました。
うちの治療院は祖師谷という場所柄、梅ヶ丘産婦人科で不妊治療をなさっている患者さんが多く、辰巳先生のお名前にはとても耳なじみがありました。寄稿などもあるのでお写真までは拝見したことがあったのですが、実際に声を聴いてお話を伺うのは初めて!初ナマ辰巳先生!
「これが、あの!」と変なところでテンションが上がり、ニヤニヤしていましたね。
ご講演の内容は、梅ヶ丘産婦人科の豊富な臨床例からの統計がメインでしたが、講演慣れされているのでしょう、お話上手で飽きさせず、途中に先生の趣味であるアイスホッケーの写真などを差し込む余裕も。

あの病院のあの先生は・・・など患者さんからお伺いするとき、先生のお顔なりが分かると診察の状況などイメージしやすくなります。うん、辰巳先生の感じ、わかりました。

そうそう、今回頂いた資料も待合室に置いておきますので、お読みになりたい方はお声かけください。
貸し出します。



****************


交流戦に入ってからカープは無残としかいいようのない惨敗・連敗。
4月5月と浮かれまくっていた私ですが、むしろ普通のテンションに戻ってきました。
そうだった、例年はこんな感じだったなあ・・・・。

今日も負けたけど、中田廉を責める気にはなれん!
まだまだあきらめないぞー。


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at 21:26, かさいまほ, 不妊治療

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ご出産おめでとうございます

数日前にご出産された患者さんからのメッセージが留守番電話に入っていました。
「大丈夫です」と。
ご出産の第一報はご主人から頂いていたのですが、やはり「声」を聞けると実感が出ます。
思いのほか、元気なお声でもうとにかくほっとしました。ちょっと虚脱(笑)。

不妊治療の頃からずっと診させていただいた患者さんでした。
妊娠前から判っていたものの、持病などの関係でハイリスク妊娠のため対応できる唯一の病院へ転院。
なにかあればすぐ入院、早ければ20週から!と脅かされつつ、1週でも長くお腹にいれておいて、せめて28週まで・・・と祈るような数ヶ月でした。
運動も止められていたので、どんどん脚とお尻の筋肉が落ちていき、食欲も出ず体重は減る。
週1回、治療に来院される度にに「ああ1週乗り切ったなあ」と思っていました。

こちらとしてもできることは全てやろうと、なにかあっても受け止めようと覚悟は決めていましたが、幸いにも病院のドクターが鍼灸に理解があり、腰痛や骨盤周りのケアを任せてくださったのはありがたかったです。

なんとか28週にたどり着いたときにちょっとほっとして、生まれた後の話をできるようになりました。(28週まで育っていれば、なにかあっても赤ちゃんはほぼ大丈夫)
臨月に入った時、主治医の先生が「実はここまで来れるとは思ってなかった」とおっしゃったそうです。
患者さんも「わたしもそう思ってました(笑)」と。
・・・私もです。
お互いにそんなこと一言も言いませんでしたけど、言えなかっただけでみんなどこかで思ってたんですよね。
今だから笑えます。

ここまで来られたのは彼女の細心の体調管理と、合理的なポジティヴ思考、ステキな旦那さまと愛犬君たちのサポート、そしてなによりその意志の強さによるものです。
彼女も頑張ったし、赤ちゃんもたぶんお腹の中ですごい頑張ったはず。
よかった。
無事に生まれてきてくれて、そして患者さんも大丈夫で本当によかった。
おめでとうございます。おめでとうございます。

色々なリスクを背負って、赤ちゃんを望む人たちがたくさんいます。
こんなハッピーエンドがみんなに用意されていることを願っています。


************



こう書くとなかなか深刻な感じがしますが、治療中は基本的にきゃっきゃと笑いながら話をしていました。
水曜どうでしょうがどうしたとか、五時に夢中ははずせないとか、非モテ大学出身あるあるとか。

もっと、どうしようもない話もいっぱいしましたね。

彼女のお腹の赤ちゃんは、数々の状況証拠から超絶パパ似であることが予想されていたため、わたしたちは沢田亜矢子の故事に倣い「エモヤン」と呼んでいました。
たぶん、赤ちゃんは「怒!」ってなってたと思います。ゴメンなさい!
ちっちゃなエモヤン、外の世界へようこそ。
これからは素敵な名前で呼んでもらってね。



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at 22:32, かさいまほ, 不妊治療

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日本不妊カウンセリング学会 講座

先週末、お休みをいただいて不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターの養成講座に参加して来ました。

今回の講座は基礎に立ち返るというコンセプトで「生殖医療の基礎知識」の講座が9つ中5つと、私としてはありがたい内容でした。
これまでも何回か参加しているのですが、この内容を最初に聞きたかったなーと思いながら拝聴していました。


今回の講座の概要をご案内。

生殖医療の基礎知識  

 屮哀薀侫ックを利用したインフォームドコンセントの実際:不妊カップルの適切な意思決定のために」
・・・適切なデータ・情報を提供することが大切。妊娠の基礎知識や、不妊治療の具体的な方法や確立など。

◆嵒疹流行の現状と対策」

「なぜ、受精が起こらないことがあるのか」

ぁ峪匍榮睨貍鼻子宮腺筋症と不妊 妊孕性温存と根治的治療をどう両立させるか」

ァ屮曠襯皀鷓泙藩饒禹彪磧排卵誘発の基礎+試験問題の解説」


カウンセリングとケアの基礎

「カウンセリングを1から学ぶ リスニング(傾聴)の方法」

「男性の立場から見た男性不妊」

「活動報告 不妊カップルへの説明と実際に受ける質問」

明日の生殖医療

「Time-Lapse 映像から見るヒト生命の躍動美とその神秘」


患者さんからご質問をいただくことも多い、本当に基礎的な、一番大事な部分のお話が多く集中して聞くことが出来ました。

患者さんからのご質問で一番返答に困るのは「どこの病院がいいですか」ですかね(笑)。
都内の不妊治療の病院の情報は、通われている患者さんからいろいろお聞きします。
とくに沿線の病院は患者さんも多いですし、不妊治療にしろ、お産にしろ、情報は入ってきます。

病院それぞれに特色やクセはありますが、どこがいいかと言われると、ね。

知っている限りの情報はお伝えして、あとはご本人にお任せするのですが、お伝えする情報に私自身のバイアスがかからないように気を遣います。
誘導してはいけないですし、細心の注意が必要。

でも、知っていることは全部お話しますから、聞くのはどんどん聞いてくださってOKですよ。

養成講座でいただいた資料や、不妊治療・体外受精にかんする本などは、いつでもご覧に入れますし、家でゆっくり目を通したい方にはお貸ししています。
待合室にも置いてありますし、お気軽にお声をかけてくださいね。
私の汚い字のメモは見ないフリでお願いします。




***********



カープがCS第1戦で白星。
初めてのことなのでどう喜んでいいのかも良く判らず、なんかオロオロしております。

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at 00:23, かさいまほ, 不妊治療

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おやすみありがとうございました。

第32回 不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座に参加してまいりました。

2日間、みっちりの内容で非常に勉強になりました。
正直、前回より中身が濃かったw・・・
不妊治療の「今」に直結するテーマが多かったこともありますし、講義をしてくださる先生方が「話す」ことに熟達されていてものすごく聞きやすかったです。

もちろんメモも取りますが、どちらかというと集中型で、その場でアタマに入れてしまうほうが早いと考えるタイプなもので。

内容を一部抜粋
「遺伝カウンセリングー不妊治療の現場から」:遺伝カウンセラーの田村智英子先生
 生殖医療において考慮すべき遺伝学的事項(男性不妊・女性不妊、染色体異常、流産、繰り返すART不成功など)
「カウンセリングを1から学ぶ〜リスニングの基礎知識」
「AIDを選択するカップルとともに考える」
「泌尿器科から見た男性不妊の悩み」
「研究の重要性ー研究計画の立て方と倫理的配慮」
「我が国のARTの現状と課題」
 :国立成育医療センター 母性医療診療部・不妊診療科 医長 齊藤英和先生
「鍼灸の考えと実際」:アキュラ鍼灸院 徐大兼 院長
「カップルのセックスと不妊ー今、何が問題か」:性機能障害(特に女性側の)についての講義


ざっとですけど、こんな感じで。

「遺伝カウンセリング」は、高齢出産の傾向が強い現在、ダウン症など染色体異常への不安や、繰り返す流産との関係性、生まれてくる赤ちゃんの遺伝的障害への懸念など、患者さんの関心がとても高い分野です。
不十分な情報では患者さんの不安を煽るだけですからね、正しい知識と数字の見方の大切さをあらためて痛感。

「男性不妊」やセックスレス、性機能障害などはやはりお伺いしづらい事項ですが、避けては通れない部分でもありますね。病院での治療が中心ではありますが、こちらも知識の準備と心構えは必要ですね。

「我が国のARTの現状・・」は祖師谷にいればイヤでも情報が入ってくる国立成育医療センターの医長先生!
成育に通われてる患者さんすごく多いので、へえーこんな先生が医長先生なんだーと、最初ちょっと気が散りました。出てくるデータが2010年(←これ最新)なので、ありがたかったです。

「鍼灸の考え方・・・」は、有名なアキュラ鍼灸院の院長先生でしたからすごく楽しみにしていたんですけど、ちょっと物足りなかったです。医者・看護師・助産師・・・などが聴衆ですから「鍼灸とは」の一般論だったのですよ。
ですから「不妊治療における鍼灸」という意味ではあまり内容がなくて。陰陽五行の考え方がどうこう・・っていうのは、まあこちらからすると基礎知識ですから新鮮ではなくて(笑)
「骨盤腔内の血流UP」と「自律神経の調整」、「緊張の緩和」を重視しているというのはどこも同じですね。



頂いた資料の、特に表と数字の部分はちょっと読み直さないといけません。
お話を聴きながらで、斜め読みになったデータもありますから。コレがね、ちと大変。

学生時代に、統計学から逃げまくっていたんですね。
社会学専攻だったので取らなきゃいけなかったんですけど。
ただ、今日の講義の中で「統計の知識があるとかえって変な読み方をしたりするから、なくっていい」的なお話があって、ちょっと気持ちが楽になりました。


土日にお休みを頂いた分、治療が1週飛ぶことになってしまった患者さんや、平日夜の仕事終わりに何とか都合をつけて着てくださった患者さんなど、かなり影響が出てしまいました。
ここから8月の半ばまでは木曜定休以外のイレギュラーなお休みはありませんので、どうぞよろしくお願いいたします。


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at 21:34, かさいまほ, 不妊治療

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陽性判定!!

金曜日、不妊治療で通われている患者さんから「陽性判定出ました!!」メールが届きました。

数値も問題ないそうでうれしい限り!

まだまだ安心はできないけれど、やっぱり一番うれしいニュースです。


今週はなぜか皆さんの判定日が集中していて、なんとこの方で3人目の陽性判定。
・・・・・な、なんかすごくイイ流れが来てる感じ(嬉)

いただいたメールに「これからケーキ買って帰ります!」とあったので、
わたしもすごくお祝いしたい気分になり、「わたしもケーキ食べる!!」と返信しました。
が、仕事を終えてみればケーキ屋さんもう閉まってる時間でした。


で、こうなるわけです。

ワインで乾杯。
(翌日の予約状況を考えて、深酒は控えましたよ。もちろん)



ラムと鹿の串焼き。治療院から程近いチャコールグリル紅玉さんです。
美味しかったし、元気出ました。
嬉しいお酒は美味しいですね。



このいい流れで、みんな後に続いてほしいです。

at 00:51, かさいまほ, 不妊治療

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11分の1

少しお久しぶりの患者さんでした。

不妊治療を経て妊娠、安定期に入り順調・・・のはずでした。
ですが、血液検査で赤ちゃんに染色体異常の可能性があると。

その確率11分の1。

担当医からは羊水検査を必ず受けるように、と。

そうは言っても羊水検査ができるのは妊娠16週くらいになってから。
お腹の赤ちゃんはどんどん育つのに、それまでなにもできないもどかしさ。
検査そのもののリスクへの不安。
なにより11分の1で異常があると言われた赤ちゃんは大丈夫なのか。
染色体異常と言うとダウン症が思い浮かびますが、他にも命に関わる異常がいくつもあることを知る。
話題になった東尾理子さんですらリスクは82分の1・・・11分の1はそれどころの騒ぎじゃない。

意を決して羊水検査を受けてから、結果が出るまでの3週間がどれほど長く苦しかったか。
その間に赤ちゃんの胎動が感じられるように・・・どうする?どうなるの?

日中は何とか仕事に行くけど、帰ってから何もできない、する気が起きない。
話をすると泣いちゃうから、だんなさんと話すこともできない。



結果を言えば、赤ちゃんは染色体異常がありませんでした。
もう、ほんとに、なによりで。
お話を聞いている私も体からチカラが抜けました。


確率って本当に不思議なものです。
おなじ11分の1でも何によるかでぜんぜん違います。

たとえば職場の11人でくじ引きをして、ハズレを引いた1人が休日出勤!だったとしたら。
11人中1人の確率なら、まあ自分は大丈夫だろうと思うでしょう。

でもそれが、お腹の中の赤ちゃんが11分の1で染色体異常だとしたら。
なんて高い確率に感じることか。

患者さんも「もう、絶対、この子はそうに違いないとしか思えなくなった」と。




ともかく、患者さんが落ち着いて、笑って、これまでの経緯を語ってくれたので良かったです。
一番の心配はなくなったので、残るマタニティライフを楽しんでほしいと思います
そして、赤ちゃんには産まれた後「あんたあのとき大変だったんだから!」とぜひ言ってやってほしいと思います。


その方がぽろっとこぼした言葉が印象に残りました。
「妊娠したら終わりじゃないんですね・・・」
「安定期に入ったら大丈夫ってわけじゃないんですね・・・」

確かに。
もし、ゴールがあるとすれば、無事な出産?
でもその先には子育てが待っているから、出産は折り返し地点なんでしょうか。

今はただ、無事な誕生を願って。



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at 23:30, かさいまほ, 不妊治療

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新型出生前診断の問題点

新型出生前診断が話題になっています。
ニュースや情報番組で取り上げられたので、ご存知の方も多いと思います。

9月25日の東京新聞から
「妊婦の血液から、胎児のダウン症など3つの染色体異常が、ほぼ確実にわかる新しい出生前診断の臨床研究が、国内の10施設で始まる。
妊娠10週から検査可能で、35歳以上の高齢妊婦などが対象。
ダウン症の場合、99.1%の精度で検出する。
従来の検査法と違い、妊娠初期に採血で診断できるため、中絶という命の選択に繋がる懸念がある」

さて、ここで質問です。

あなたは35歳の妊娠初期の妊婦で、この検査をうけたところ陽性でした。
あなたの赤ちゃんがダウン症である確率は何%でしょう?


え、だから99.1%なんじゃないの?

・・・・・・実は、答えは約75%です。

この検査で陽性と出ても、4人に1人はダウン症ではない可能性があるんです。

この質問の答えを計算するためには、
「罹患率」=ここでは35歳の妊婦の胎児がどの割合でダウン症であるか、と
「陽性的中率」=検査で陽性と出た人のうち、実際にそう(ここでは実際にダウン症)である人の割合を、
考慮に入れなくてはいけません。

この検査の感度は99.1%(210/212)、特異度は99.9%(1687/1688)と報告されています。

つまりA。罹患率:35歳の妊婦がダウン症の胎児を妊娠している割合は0.3%
   B.精度(感度):胎児がダウン症のとき、検査で陽性になる確率は99.1%
   C.特異度:胎児がダウン症でないとき、検査が陰性になる確率は99.9%

この条件を入れて、10.000人の35歳妊婦さんが検査を受けたとすると、こんな感じになります。

Aでダウン症である確率は0.3%とわかっているので
       ↓
ダウン症である   30人・・・・B(精度)実際にダウン症で、陽性判定     29.7人(99.1%)
  (0.3%)             実際はダウン症なのに陰性判定      0.3人(0.9%


ダウン症ではない  9,970人・・・C(特異度)ダウン症なのに、陰性判定     10人(0.1%)
  (99.7%)          陰性判定で、その通りダウン症ではない人  9960人(99.9%)

つまり、35歳妊婦さんがこの検査を受けて陽性と出た場合、実際に赤ちゃんがダウン症である確率は、

29.7/(29.7+10)≒74.8(%)  となります。

陽性的中率は、その集団の罹患率によって異なりますから、35歳ではなく40歳だったらまたこの%は変わります。
新型出生前診断はとても画期的な技術ですが、それでもあくまでスクリーニング検査です。
ふるい分けの検査ですから、確定診断とはなりえません。

陽性ですといわれても、ダウン症じゃない可能性が4分の1あるわけで、
どうしても確実な結果を知りたいと思えば、従来の羊水検査を確定診断としてうけることになります。

そう考えると今のところ検査費用20万のこの検査、どのくらい受ける意味があるのかちょっと疑問も。
羊水検査は確実ですが、流産の危険性が300人に1人あります。
そのリスクとの兼ね合いでしょうか。
妊娠何週から受けられるか、ていう問題もありますね。
(出生前に診断することの倫理の問題はここでは触れません。正直わからないんです)



報道だけ見てるとなんか「血液検査で完璧にわかっちゃうよ!」みたいに聞こえますよね・・・・。 
わたしもそんな風にとらえていて、反省した次第です。

講演の先生は「こんな報道がされるのは記者が不勉強であるか、担当医が著しく偏った情報を流してるかだ!」と、ひどくご立腹でした。

報道って伝え方でどのようなニュアンスにも変わります。
より食いつきがいいように、センセーショナルに報じられることが多いように感じます。

妊活、不妊治療、もろもろ報道が増えていますが、しっかり読み吟味することが大切で、
鵜呑みにしちゃあいかんなあ、という思いでいます。

検査を受けてみようかなあ、とお考えの方は少し参考にしていただけたらと思います。




************ 

     


上野公園のコキア。
奥にミラーがさしかけてあるんですけど、いい按配で「目」がつけてあるので、
コキアがくりくりした目の生き物みたいに鏡に映ってカワイイ。



しっかし、なんでもキャラ化するよね。
外国人にうけてた。

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at 19:01, かさいまほ, 不妊治療

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不妊カウンセラー養成講座

土日でお休みを頂き、外部の講座を受講してきました。

私はNPO法人日本不妊カウンセリング学会の会員なのですが、
この半年に1度行われる2日がかりの養成講座を3回受講すると、
不妊カウンセラーの資格試験の受験資格が得られます。

2日間!
中身の濃い講座でした。

どうしても鍼灸業界は鍼灸業界で固まってしまいがちですが、
この学会は不妊治療に関心があればOKなので、
もちろん一番多いのは医師・看護師、胚培養士など実際に不妊治療の現場にいる方たちですが、
鍼灸師・漢方薬関係者など代替医療で不妊治療に関わる人も少なからず在籍しています。
それ以外に自身の不妊治療でカウンセリングに興味を持ったという方もいらっしゃいました。
色々な職種の人が集まり、多角的な視点で勉強できて非常に意義深いものでした。

内容は一部抜粋ですが、こんな感じ。

「不妊カウンセリングの基礎」
「胚の評価で何がわかるのか、何がわからないのか」
 ・・・胚培養士の福永憲隆先生による胚(受精卵)の評価法の最新知識とその限界
「カウンセラーとして日々の活動における漢方の取り組み」
 ・・・薬剤師(漢方臨床)・鍼灸師、不妊カウンセラーの古村滋子先生による臨床事例
「不妊と社会」
 ・・・白井千晶先生(家族社会学・リプロダクション社会学)による講演
「グラフィックを利用したインフォームドコンセント 〜配偶子の形成から着床まで〜」
「人はなぜ太るのか、肥満とその対策」
「不妊治療の基礎知識  到達目標と試験問題の解説」
「普通養子縁組と特別養子縁組 その可能性と問題点」

幅が広いです。
不妊治療の勉強をしに行って、養子縁組の法文を読むことになるとは(笑)
ですが、卵子提供や代理出産(向井さんのとことか、根津先生とか)が、
法律に先んじて現場で行われる以上、今ある法の中でどうやって最大限の幸福を獲得するかの苦心が知れ、
ちょっと頭になかった視点からの講演でした。

受精卵のグレードの考え方(「胚の評価・・・」)や、
タイミング法のとらえ方やいわゆる妊娠率の計算(「不妊治療の基礎知識・・・」)など、
ちょっとふわふわした覚え方をしていたことが改訂されたというか、目からウロコ体験がいっぱいありまいた。

勉強って楽しいですね。
基本、キライじゃないんで。

2日間で学んだことを咀嚼して、患者さんと相対する際に生かしていくところまで消化・吸収しないといけません。

あ、そうそう。
話題の新型出生前診断についてなんですが。
わたしも新聞で読んだ印象のままに、すごい診断法ができたなーーーとしか思っていなかったんですが、
すべて解決の万能診断法ではなく問題点がある事についての講義がとても重要だと思いました。

明日以降、このブログでわかりやすくお伝えできたらと思います。




**********




土曜の講座はお昼からだったので、午前中は上野の東京都美術館へ。
第7回 21美術展。
患者さんが出品されると伺い、無理を言ってご招待していただいちゃいました。
絵、ステキでしたー。
わたしは刺繍やるんで思ったんですが、色使いの「妙」って感性ですかねー。

でもって秋晴れを眺めて、ふと一息。


リニューアルした東京都美術館、POPになって結構好きだな。

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at 21:16, かさいまほ, 不妊治療

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